森を守って女性のリーダーシップも応援
気休めかもしれませんが、アルツハイマー対策のサプリメントを飲みはじめました。「あのー、あれあれ」「ほら、あの人が、えー」みたいなことが多くなった気がして。覚えてないほうがラクなこともあるけど、ピタッとくる言葉がシュッと出てこないと（ただでさえ原稿が遅いのに）仕事に差し支えるから……。家に届いた「ノンアルツ Bee」を見て、同じく物忘れが微妙な母が「これ私に買ってくれたの？」と。いまは二人で飲んでます♡ 忘れないうちに、ほらあのあれ、ヴェレダの話をシェアしないと。
ニュースレター「なんかなんか通信」は、美容ライターの長田杏奈が、コスメや気になるトピックについてお届けする、Podcast「なんかなんかコスメ」連動のニュースレターです。週に3、4通を目安に、女友達に手紙を書く気持ちでしたためて投函します。
今年創設 100 周年を迎えたヴェレダは、1921年の創設時から一貫して自然環境に敬意を払う姿勢を貫いていて、サステナブルな取り組みもかなり年季が入っています。 9月7日にオンラインで行われた、「ヴェレダ サステナブルレポート 2020」から気になるキーワードを気になる順にピックアップします。
ひと通りのことは既にやっていて、そこから先を見据えているという印象を受けました。「ヴェレダ サステナブルレポート 2020」資料より。*1 ヴェレダ製品は天然由来 100% です。80%は植物由来のオーガニック原料のことを指し、残りの 20%には、野生種からの採取や通常栽培の植物、 また、ミツロウや天然ミネラルなどの、植物以外の天然原料を含みます。 *2 ドイツ、スイス、フランス、ニュージーランド、イギリス、スペイン、オランダの生産拠点においては 100%。 *3 梱包資材や製品の箱などは 2019 年の時点で 100% リサイクル素材を使用しています。
原料調達の倫理を問う「UEBT認証」とは？
The Vegan SocietyのVegan認証、アニマルライツに資するPeTa認証認証、環境や社会への公益性を測るB-Corporation……。これらの認証マークは、サステナブルで倫理的なプロダクトかどうか判断するのに目安として便利なものですよね。
今回のカンファレンスで初めて知ったのが、ヴェレダが2018 年に 取得したUEBT (Union for Ethical BioTrade：生物原料の流通に関する倫理組合 ）認証です。この UEBTは、エシカル ( 倫理的 ) な原料調達と天然成分の使用についてのグローバル基準を示す非営利組織。社会・環境・経済という多角的な側面から、関わるすべての当事者に対して公平な利益分配がなされ、人権と公正な労働条件が尊重されていることを保証する認証マークなのだそう！ 環境汚してハラスメントして搾取してということがありませんよ〜って、当たり前であってほしいけれどなかなか難しい。人権DDが重視されるなど、物を作って売る過程での倫理がより厳しく問われるなかで、知っておきたい認証制度だなと思いました。
ヴェレダは、世界中のパートナー農家から適正な条件で植物原料を調達するだけでなく、栽培技術などの教育・支援や安定的な取引保証などを通して、長期的な信頼関係を育むことに尽力。「単なるフェアトレードを超えたパートナー関係を築きたい」というのが印象的でした。（ちなみに、2021年中にB-Corporationの取得を目指しているそう）。
読者限定の内容も逃しません。